障害者差別解消法 車座ワークショップPART-7、PART‐8を開催しました
ふれあいのつどいにて車座ワークショップPART-7を開催しました
何が障害者差別か、差別を受けたらどうしたらいいのか、平成28年4月に施行された障害者差別解消法をみんなで考えようというテーマで車座ワークショップの開催を続けています。7回目のワークショップは令和元年11月16日に東大阪アリーナ・八戸ノ里公園で行われた第36回ふれあいのつどいで寸劇を行いました。出演は自立支援協議会当事者中心の会のメンバーです。
車いすや知的障害などの障害者本人が電車やテーマパーク、飲食店などの場面を演じながら分かりやすく障害者差別解消法を説明されて大反響でした。

車座ワークショップPART-8を開催しました。
8回目のワークショップは令和元年12月3日、障害者週間に合わせて東大阪市文化創造館で行いました。障害当事者や支援者、障害福祉事業者や学生など約80名の方に参加いただきました。進行は大阪手をつなぐ育成会の左古久代さんと特定非営利活動法人ぱあとなぁの地村貴士さんのお二人です。
前半は障害者差別解消法について、講師の左古先生からわかりやすく説明をしていただきました。その後、「ちょっと聞いて!わたしの障害(こまりごと)」というテーマで障害者本人や、家族の方がご自身の体験などをお話ししてくださいました。
電動車椅子を利用する身体障害者の方
知的障害の子を持つ親
小児期の病気治療が原因で脳萎縮が起こった。今でこそやっと高次脳機能障害の病名ができて説明できるようになったが、小さいころは病気の説明も難しかった。支援学校でさをり織に出会い、現在までずっと続けている。好きなことに出会えたことがよかった。他にも趣味の活動をしている。本人には生きづらさがあるだろうが、関わり方を分かっている支援者に支えてもらい、安心して好きなことをできていることが大事と話してくださいました。
精神障害者家族会の方、精神障害の当事者の方
車座ワークショップの回を重ねるごとに、精神障害の当事者や関係者の参加が増えて嬉しい。自分は誰にも話せない苦しさと、孤立して家族として精神障害者の対応をがんばらないといけないしんどさを経験した。病気のことを知らない無知と偏見でしんどい思いをした。他の家族と出会って、しんどさを語って聞いてもらえる環境でほっとするものが生まれた。聞いてもらえる環境が大事であると話してくださいました。
また、精神障害の当事者の方から語る会の紹介をしていただきました。
発達障害の当事者の方
一般就労をしたがうまくいかず、相談したハローワークからつながった職業適性検査で自分の発達障害を知った。障害福祉サービスの利用を経て、現在、就労を目指している。コミュニケーションについてやご自分の苦手なことと、それに対しての就労に向けた対応策を話してくださいました。
車座ワークショップ
最後は参加者全員で車座になって意見交換を行いました。
「障害が違えば苦しみも違う。いろんな苦しみがあると分かった。また対処法もあると分かった。」「まだ差別はあるが障害者差別解消法ができてよかった。」「今の世の中は、本当に障害者にとって暮らしやすいのか。思いやりがあるのか。」「ヘルパーを利用して一人暮らしをしているが、ヘルパーが足りずに思うように入ってもらえない。」「皆しっかり考えを持っていて立派。できることがあればしていきたい。」「地域でまだ出会えていない人とつながって、ちょっと困っている方をちょっと手伝う機会になるとよい。」「その人のことをいかに知っていくかが大事。」などの意見が出ました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
障害者差別かな?と思ったら
障害があることを理由に、物やサービスの提供を断られたり、
障害の内容に応じた配慮をしてもらえなかったと感じたときは、市にご相談ください。
障害者支援室 障害施策推進課 電話06-4309-3183 ファクス06-4309-3813
東福祉事務所障害福祉係 電話072-988-6628 ファクス072-988-6671
中福祉事務所障害福祉係 電話072-960-9285 ファクス072-964-7110
西福祉事務所障害福祉係 電話06-6784-7980 ファクス06-6784-7677
東保健センター 電話072-982-2603 ファクス072-986-2135
中保健センター 電話072-965-6411 ファクス072-966-6527
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