例規等の総点検及び見直しを行いました

取組の概要
市では、令和2年から2年間にわたり、条例、規則、訓令、行政委員会等が制定する規程などについて、時代や環境の変化に合わせて、その時々の社会の状況にふさわしいものとなっているか、効果的かつ効率的に事務を執行できるものとなっているかなど、複数の視点から一斉に総点検及び見直しを行いました。

対象例規等
対象とした例規等は、843本です。
※令和元年7月25日時点の例規集掲載の例規等の本数です。
※規約、議決等及び令和元年7月25日以降に制定、廃止したものを除いています。

取組の経過
主に、次のスケジュールで取り組みました。
- 令和2年2月~ 例規等の現状調査
- 令和2年3月~ 点検及び見直しを行うための仕組みの構築
- 令和2年7月~ 例規等の点検の実施・見直しの方向性の決定
- 令和3年1月~ 例規等の改正・運用の見直しを実施(条例は、令和3年6月~12月の議会に提案しました。)。

点検及び見直しの視点
次の6つの視点から点検を行いました。
必要性 | 制定当初の立法事実や対応しようとしていた課題は、現在においても当該例規等により解決する必要があるか。市が対応する必要のある課題か。 |
---|---|
有効性 | 例規等に掲げる目的に対し、現在も効果を挙げているか。 |
効率性 | 例規等に掲げる目的に対し、現在も効率的に機能しているか。規定内容は、費用対効果において、最も効率的な手法であるか。 |
適法性 | 内容が法令に抵触しないか。司法判断で違憲または違法と判断される可能性はないか。 |
適正性 | 執行・運用は、適正・公平になされているか。不合理・不公平な手続等はないか。 |
適合性 | 現在の社会情勢や総合計画等の市政の基本方針等に適合しているか。 |

取組の結果
総点検を行った結果、全体の約60%については、見直しの必要がなく適正な事務執行がなされていると判断されました。
残りの約40%は、例規等の改廃や運用の改善等が必要であると判断され、そのうち、課題整理に長期間を要するものなどを除いて、2年間の見直し期間内に措置を採ることができました。
| 対象例規 | 内 数 | ||
---|---|---|---|---|
見直しの必要がなかったもの | 改廃、運用の改善等の見直しを行ったもの | 引き続き取組を継続するもの | ||
条例 | 286 | 203 | 76 | 7 |
規則、訓令、規程等 | 557 | 313 | 238 | 6 |
合 計 | 843 | 516 | 314 | 13 |