DVとは

DV(暴力)とは
DVとは、パートナーとの関係が暴力で支配されている状態であるともいえます。
パートナーとの力関係がどちらかに偏っている場合、パートナーとの関係がDV関係である可能性があります。
暴力を使って力の強い方が力の弱い方をコントロール(支配)しようとしている状況では、健全なパートナー関係は築けません。

暴力の種類
『暴力』と聞くと、殴る・蹴るがイメージされることが多いです。
しかし、相手をコントロールしようとする時に使う力は、殴ることや蹴ることだけではありません。
以下のようにさまざまな種類があります。
これらはすべて『暴力』と言えます。
身体的暴力 | 精神的暴力 |
---|---|
など |
など |
経済的暴力 | 社会的暴力 |
など |
など |
性的な暴力 | 子どもを利用した暴力 |
など |
など |
「お前が悪い」「お前がわかるようにやっている」「お前が暴力をふるわせているんだ」と言われていませんか?
またそれを信じていませんか?
どんな理由があっても暴力を受けていい人はいません。暴力を振るう責任は暴力を振るった人にあります。

DVサイクル

パートナーはいつも暴力的なわけではないかもしれません。
図のようなサイクルを繰り返している場合、暴力は徐々にエスカレートしていくと言われています。

健全なパートナー関係ってどういうこと?
本来、パートナー関係は対等なものです。
下記の図のように、力の関係がどちらかに偏っていると、健全なパートナー関係とは言えません。

健全な力関係
対等な力関係で、決定権も同等である状態

DVの関係
どちらか一方が強く、上下関係ができている状態

健全なパートナー関係だと・・・
あなたのパートナーは、あなたのことを尊重してくれていますか?
以下のチェックを見て、あなたとパートナーとの関係性を振り返ってみてください。
- 相手は、たとえあなたと意見が違っても、あなたの意見を尊重してくれる。
- 相手は、あなたがあなたの家族や友人と過ごす時間を大切にしてくれる。
- あなたは、相手の機嫌や顔色を常に伺う必要がない。
- あなたは、あなたの思いや考えを相手に話すことができる。
- 二人で何かを決める時、決定権は相手とあなたに同等にある。