指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の指定について

概要
2024(令和6)年4月1日に改正気候変動適応法が施行され、これまで環境省・気象庁で発信されていた「熱中症警戒アラート」が「熱中症警戒情報」として法に位置づけされるとともに、より深刻な健康被害が発生しうる場合に備え、一段上の「熱中症特別警戒情報(一般名称:熱中症特別警戒アラート)」が新たに創設されました。
それに加え、冷房設備を有する等の要件を満たす施設を「指定暑熱避難施設(一般名称:クーリングシェルター)」として市町村が指定できることとなり、熱中症特別警戒アラート発表時に開放することが義務づけられました。

熱中症特別警戒アラートについて
熱中症特別警戒アラートは、過去に例のない広域的な危険な暑さを想定し、気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずる場合に発表されます。
具体的な発表基準等は次の表のとおりで、令和7年の運用期間は2025年4月23日水曜日から10月22日水曜日までです。
熱中症特別警戒アラート | 熱中症警戒アラート | |
---|---|---|
位置づけ | 気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合(過去に例のない暑さを想定) | 気温が著しく高くなることにより、熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがある場合 |
発表基準 | 都道府県内において、全ての暑さ指数(注)情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数が35に達すると予測される場合 | 府県予報区等内のいずれかの暑さ指数情報提供地点における、日最高暑さ指数が33に達すると予測される場合 |
発表時間 | 前日14時頃(前日午前10時頃の予測値で判断) | 前日17時頃及び当日午前5時頃 |
(注)暑さ指数(WBGT指数)とは、人間の熱バランスに大きな影響を与える気温、湿度、輻射(ふくしゃ)熱の3つを取り入れた温度の指標です。

東大阪市内の指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)について
東大阪市では、次の一覧に掲げる施設を指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)として指定しており、熱中症特別警戒アラート発表時に開放し、利用することができます。
東大阪市内の暑熱避難施設(クーリングシェルター)一覧(令和6年7月1日現在)
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(注意事項)
・利用にあたっては、各施設の利用のルールを順守してください。
・施設の駐車場等が有料の場合、通常の使用料が発生します。
・開放日時等は通常の営業時を想定したもので、緊急工事など不測の状況により開放できない場合も想定されます。施設ご利用の際には事前に各施設の営業状況を再度ご確認ください。

暑さをしのげる涼しい空間(クールオアシス)について
大阪府では、猛暑から府民の命を守るとともに健康被害の軽減を図ることを目的に、「おおさかクールオアシスプロジェクト」を実施しています。
このプロジェクトは、大阪府内の協力施設・店舗において、猛暑の際の外出先の一時避難所として、暑さをしのげる涼しい空間(クールオアシス)を、府民等に対して提供するものです。
クールオアシスについては、熱中症特別警戒アラート発表時でなくともご利用できますので、外出した際、暑さで体調が悪くなる前にクールオアシスに涼みに行き、熱中症を予防しましょう。