保健師からのメッセージ(1歳9か月)
1歳から3歳のお子さんをもつあなたへ
1歳9か月のころ
イヤイヤ期のお話

第一次反抗期とも言われる、イヤイヤ期。大事な“成長の証”でもあります。1歳を過ぎた子どもには、乳児の時にはなかった「自分とその他」という感覚の芽生えがあります。そして、成長とともに、自分の周りへの興味が増し、自分のしたいことや欲しいものが、はっきりとしてきます。さらに、自分でしたい気持ちが増えていきます。そこで、要求や思いを通したくて出てくるのがイヤイヤ期です。
お父さんが遊ぼうとして持ってきたものが、イヤイヤ・・・
お母さんが手伝おうとして差し伸べた手が、イヤイヤ・・・
何をどんなふうにしてあげたらいいのか、悩んで考えて、子育ての大変さを感じるかもしれません。

この頃の子どもは、言葉も表現も思考も上手にできない時期です。さらに、大人のように感情のコントロールや人との関係を築くことがまだまだ難しい時期です。思ったようにできないこと、伝わらないことがあったときには、イヤイヤなどの使える言葉や、泣いたりその場から動かなくなったりして行動で表します。この時期はお父さんやお母さんと一緒に、自分を表現すること、相手の話をきくこと、気持ちを落ちつかせることを練習する時期でもあります。
対応について
「聞いているよ」、「わかっているよ」と伝えることで、子どもは親に認められた経験を重ね、気持ちを穏やかにしたり、親を信頼したりすることができてきます。たとえば、「○○したかったね。」など、その時のお子さんの気持ちを代弁してあげてください。また、選択肢を何個か提示して子どもに選ばせ、満足感を与えることも有効です。泣きながらでもがんばって耐えたときや、上手にできたときには、しっかりとほめてあげましょう。
それでも困った、大変なときには
終わりがみえないイヤイヤ期に、お父さんもお母さんも、時には行き詰まることがあるかと思います。そんなときには、保健センターへご相談ください。イヤイヤ期はお子さんによって、程度も時期もさまざまです。お子さんに合った関わり方を、一緒に考えましょう。
遊びのポイント

この頃のお子さんは、両足跳びに挑戦したり、走ったりできるようになります。お天気の良い日には公園やつどいの広場へ出かけて、からだを動かす遊びを取り入れてみましょう。また、手先の器用さも出てくる時期なので、ぐるぐると丸を描くなどの経験をさせてあげることも大切です。
予防接種のお知らせ
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